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1424. クリーンエネルギーの国際デー
1424. クリーンエネルギーの国際デー
クリーンエネルギーの国際デー(International Day of Clean Energy)は、クリーンエネルギーへの公正かつ包摂的な移行に向けた意識を高め、行動を喚起するための機会を提供します。2009年に国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency:IRENA)の設立日に合わせ、1月26日に設定されました。
気候変動と闘う世界において、クリーンエネルギーは排出量削減に不可欠な役割を果たすだけでなく、信頼できる電源にアクセスできない地域社会にも恩恵をもたらします。今日でも6億6,600万人が電力不足の中で生活しており、その85%以上がサハラ以南アフリカに集中しています。世界中の脆弱なコミュニティにとり、クリーンエネルギー、社会経済発展、そして環境の持続可能性の関連性は、極めて重要です。クリーンエネルギーへのアクセスできないことは、教育、医療、そして経済的な機会を阻害します。そして、これらの発展途上地域の多くは、日常生活において依然として汚染を伴う燃料に大きく依存しており、貧困を永続させています。農村部では、木材や家畜糞を燃やすなど、不健康で非効率的な調理方法が使用されています。
明るい材料としては、クリーンエネルギーへの移行において目覚ましい進歩が見られます。一人当たりの再生可能エネルギー設備容量は毎年増加を続け、開発途上国では2015年の155ワットから341ワットへと過去最高を記録しました。この状況は徐々に改善してきていますが、2030年までにすべての人々が手頃な価格で、信頼性が高く、持続可能な近代的エネルギーへのアクセス確保を目指す持続可能な開発目標7(SDG7)の達成はまだ道半ばにあります。
エネルギーは食料安全保障と開発に不可欠であり、食料安全保障を損なうことなく、化石燃料の利用と農業食料システムの変革を切り離していくことも重要です。その解決法の一つとして提案されているバイオエコノミーは、バイオサイエンスとバイオテクノロジーの力を活用し、食料、飼料、木材製品、家具、紙、バイオベースの繊維、生化学製品、バイオプラスチック、バイオ医薬品、バイオエネルギーを提供しながら、天然資源への需要を削減することで、気候変動対応や生物多様性保全への貢献を目指しています。
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)