成果の概要

前回（令和5年2-3月）の出張において、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム（SATREPS）ボリビアプロジェクトのボリビア側のカウンターパート研究機関であるアンデス農業研究普及機関（PROINPA）と共同で、キヌアおよびその近縁野生種の種子を採集した。本出張では、ビアチャ試験場において採集種子の状態を確認するとともに、脱穀と保管を行った。また、サン・アンドレス大学（UMSA）においては、PROINPAのビアチャ試験場で育成中のキヌア交配集団のDNAを抽出した。さらに前回の出張で得られた次世代シーケンシング（NGS）解析結果を共有し、今後の解析について意見交換を行うとともに、UMSAに昨年度に導入したNGS解析用のサーバーへのアクセスを申請し、承認された。