SATREPSボリビア課題「高栄養価作物キヌアのレジリエンス強化生産技術の開発と普及」の課題1「遺伝資源の整備とゲノム育種基盤の構築」における研究活動の実施

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R04-0214 2023年02月 - 2023年03月 ボリビア

成果の概要

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)ボリビアプロジェクトのボリビア側のカウンターパート研究機関であるアンデス農業研究普及機関(PROINPA)と共同で、ティティカカ湖周辺、オルロ周辺、およびウユニ塩湖周辺で栽培キヌア(Chenopodium quinoa)、野生キヌア(C. quinoa ssp. melanospermum)、およびこれらの近縁野生種(C. petiolare)の種子と葉サンプルを採取した。採取した種子はPROINPAのViacha圃場で保管し、葉サンプルはサン・アンドレス大学(UMSA)でDNA抽出のための材料として使用した。また、PROINPAのViacha圃場で育成中のRIL集団からDNA抽出を実施した。さらにUMSAにおいて、ゲノムワイドに遺伝子型を決定するためにNew Generation Sequencing (NGS)用のライブラリを作成し、これを米国の受託会社へ輸送する手段を確定した。本出張により課題1の主要なミッションである、植物の採取からNGSデータの取得までの一連の作業をスムーズに実施できるようになった。

ボリビア

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