1.ハイガイセミナー参加及びスランゴール補完調査、2.パラオバベルダオブ島河川及びパラオ沿岸水域調査
成果の概要
スランゴール州ハイガイ養殖漁場の現況を知るため、ハイガイ養殖漁場及びその近傍河川において現況を調査した。また、マレーシア・ジョホール州で行われたマレーシア水産研究所主催のハイガイ養殖漁場管理会合に参加し、”Aquatic environment in cockle culture grounds and the nearby rivers in the west coasts of Peninsular Malaysia”のタイトルで発表した。総合討論で成果の取りまとめについて討議し、マレーシア水産研究所が出版する査読付き機間誌Malaysian Fisheries Journal(MFJ)にハイガイ特集号を出版することが合意された。令和元年度末にあたり、必要な事務処理を行うとともに、令和2年度の活動に必要な諸手続きを行った。
パラオ、ガリキル川堰下流側に設置してある水位計、流速計、EC計(導電率計)、濁度計のデータ回収及び電池交換を行った。車両を用いバベルダオブ島内河川計11地点において、水質モニタリング調査を行った。河川から沿岸域への負荷の状況を把握するため、車両を用いてアクセス可能な河川河口域4点及びミルクフィッシュ養殖場排水口において調査を行った。また、船舶を用い、ガリキル川の上流からサンゴ礁域まで7点の調査を行った。バベルダオブ島河川河口域4点、養殖場付近1点、ガリキル川河口干潟、海草藻場、礁嶺内側各1点の計8点において再懸濁可能物質量を測定した。
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