成果の概要
タイのカセサート大学食品研究所(IFRPD)において、発酵エビペースト(カピ)及び在来野菜の機能性の増強や利用を中心に共同研究の進捗状況を確認し、共同で実験に取り組むとともに、今後の研究計画及び次年度開催予定の国際研究セミナーに関する打合せを行った。カピに含まれるアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性物質の単離・精製実験を行い、活性物質と思われる物質が多く含まれる部分精製画分を得た。一方、タイ各地で採集された在来野菜カシューナットノキ若葉のACE阻害物質について含量を測定した結果、地域間で大きな差があることが判明した。