地球と食料の未来のために
Japan International Research Center for Agricultural Sciences
発酵エビペースト(カピ)中の総アスタキサンチン量を定量分析するため、脂肪酸エステル体の加水分解条件を検討した。アルカリによるけん化処理によりほぼ完全な加水分解が確認されたが、時間経過とともに遊離アスタキサンチン自体の分解も観察され、酵素法など、より温和な条件の処理が適していると考えられた。また、タイの各種伝統食料資源に含まれる機能性成分の増強や利用について、共同研究者らと今後の研究計画に関する打合せを行った。