ブルキナファソ対象流域内における土地利用及び景観調査、ブルキナファソ対象流域内におけるドローンによる牧草バイオマス調査、エチオピア対象流域内におけるステレオ計測手法による在来アカシア林毎木調査
成果の概要
ブルキナファソでの出張において、ドローンを利用した調査を計画していたが、現地の手続き上の問題により許可が下りなかったため、カメラと三脚を利用した疑似空撮を代替として行った。調査は、INERAサリア支所内の圃場3ヶ所、流域内のトランセクト8ヶ所、牧草地3ヶ所で行った。牧草地においては、カウンターパートと協力して植生調査(種毎の被度、草丈、重量の観測)を行った。疑似空撮によって得られた画像を利用して、植生バイオマスの推定や植生の分布パターンの解析を実施している。
エチオピアにおいてもドローンを利用した調査を検討しているが、必要とする手続き(書類)が不明であるため、日本大使館を表敬訪問した際に、ドローン観測に必要な手続きについて調べて貰うように依頼した。また、エチオピアにおいてもカメラと三脚を利用した疑似空撮を行い、樹木のバイオマスを推定するための調査を行った。多視点画像により樹木の3Dモデルをコンピュータ上に作成し、樹高や樹冠面積などの植生パラメータを推定した。過小評価の傾向があるが、実測値と概ね近い値を示した。ここで求めた植生パラメータを相対成長式に代入することで、樹木バイオマスを推定することを検討している。
ブルキナファソ
エチオピア