国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

ブルキナファソ国内対象流域における土地利用及び景観調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0398 2018年1月-2018年2月 ブルキナファソ 資源・環境管理 2018年4月6日

成果の概要

2010年4月7日に撮影された衛星データ(RapidEye:空間分解能5 m)を利用して、ブルキナファソの対象流域における樹木分布図を作成した。本出張では、この樹木分布図の精度を評価するための地上踏査を行った。対象流域では、樹木は多くの場合、単木として散生していた。樹冠幅が10~20 mの成熟した樹木は、空間分解能が5 mの衛星データから概ね検出可能であった。しかし、流域内には樹冠幅が5 mに満たない樹木も多数分布していた。例えば、ユーカリは20 mぐらいまで樹高が伸びるが、樹冠幅は2~3 mほどであった。そのため、ユーカリのような樹冠幅が小さな樹種を検出しようとすると、流域内の樹木を過剰検出することに繋がることがわかった。流域全体の樹木分布図の精度を高めるためには、樹冠幅の小さな樹種の取り扱いに注意が必要である。灌木についても密集具合によって衛星データから検出される場合とされない場合が確認された。対象流域における地形の起伏はわずかであるが、雨季の季節性河川によって水の集まる低地では灌木の密度が高い傾向にあった。地形と植生の関係についても留意する必要がある。特に、サバンナでは灌木のバイオマスも無視できないほど大きい。灌木の取り扱いについても今後の検討が必要とされる。

ブルキナファソ