水田の生育調査とメコン川流域の洪水氾濫原の景観調査
成果の概要
カンボジアで気候変動に関する研究を進めるため、王立農業大学と共同研究に関する覚書(MOU)を締結した。また、国際協力機構(JICA)事務所、大使館などを表敬訪問し、今中期のプロジェクトの活動内容について意見交換を行った。
排水問題を抱える調査圃場において、水害リスクを評価するために水位計を設置した。また、ドローンを定期的に飛行させることでイネの生育状況を監視するための研究協力体制を整えた。滞在期間中に接近した台風16号(Noru)に関して、調査圃場には大きな影響はなかったが、トンレサップ湖周辺では大洪水が発生し、カンボジアにおける水害対策の重要性を再確認した。
カンボジア