ステレオ計測手法による在来アカシア林毎木調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-0070 2018年06月 - 2018年07月 エチオピア

成果の概要

森林の持続的な保全管理には樹木バイオマスを正しく把握することが重要である。Kilte Awulaelo郡対象流域において、ステレオカメラ撮影法による樹木形状パラメータ(樹高・樹冠面積)の測定可能性を調べた。その結果、同一の種(アカシア)であっても、着葉加減によって3Dモデルの再現性に違いがみられた。着葉していない樹木では4Kカメラを使っても細い枝の特徴点を見つけ出すことは難しく、樹木形状パラメータは過小評価される傾向にあった。また、着葉している樹木であっても、葉が密に茂って、全体的に丸みを帯びた樹冠形状の方が3Dモデルの再現性が高いことが分かった。ステレオカメラ撮影法による樹木形状パラメータ(樹高・樹冠面積)の測定には、対象流域で葉が最も繁茂する9〜10月が最適と思われる。

エチオピア

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