成果の概要

サワナケート県の調査対象村で乾季の水田で土壌水分観測を行い、土壌水分の変化と貯水池との位置関係、貯水状況などから乾季の作付けの可能性を検討した。貯水池の水位観測データを回収して乾季から雨季の初めの貯留量の回復状況を把握するとともに、2017年度における各貯水池の養魚可能期間を示した。後背丘陵地に表面流出観測機器を再設置し、観測を再開した。土壌物理性分析のための土壌試料を採取した。対象村で水稲不適水田へ導入する候補品種を選定するための陸稲栽培試験を開始し、土壌水分観測機器を設置した。国立農林業研究所・稲研究センターで陸稲及び水稲の収量制限要素を解明するためのポット試験の準備を行った。プロジェクト年次会合及び運営委員会に参加し、2017年度の成果とプロジェクトの進め方などについて議論した。バンコクの東南アジア連絡拠点を訪問し、共同研究者と7、9月の調査計画について打合せた。