ミャンマーにおけるカキ養殖新技術導入に関する議論及びフィリピンにおける複合養殖技術実証試験の経過確認と研究打合せ

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0479 2018年03月 - 2018年03月 ミャンマー, フィリピン

成果の概要

ミャンマーにおいては、依頼出張により水産研究・教育機構及び東南アジア漁業開発センター・養殖部局(SEAFDEC/AQD)から2名のカキ養殖に関する専門家を招へいし、カキの幼生採集並びに養殖方法に関するセミナーを開催するとともに、対象地域である南部ミエックの河口沿岸域の環境に適した新しいカキ養殖技術導入を目的に現地調査を行った。また、カウンターパート機関であるミャンマー水産局、ミャンマー漁連及びミエック大学の関係者と情報・意見交換を行い、環境やカキ稚貝の生態に関する基礎データが蓄積されつつあることを確認するとともに、平成30年度以降の計画に関して、カキ養殖の現場実験の方法について素案を作成し、今後、場所や時期等の具体的な計画を詰めるなど、引き続き緊密な連携を維持しながらプロジェクトを進めることを確認した。フィリピンにおいてはカウンターパート機関であるSEAFDEC/AQDに赴き、共同研究として実施している多栄養段階複合養殖(IMTA)技術開発に関し、社会経済的評価を含む平成29年度成果のとりまとめ並びに平成30年度にコミュニティベースの活動に移行するIMTAの現場実証試験計画について打合せを行うとともに、試験開始に向けて必要な準備作業を実施した。

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