地域食料資源評価の標準化手法の確立および品質評価技術の開発
成果の概要
カピ(エビ発酵ペースト)、トゥアナウ(大豆発酵ペースト)等の地域伝統食品に関するタイ国内の食品スタンダードの役割と活用について現地生産者らに聞き取り調査を行い、高付加価値化・消費拡大へとつなげるためには更なる整備・充実が必要であることが明らかとなった。カセサート大学食品研究所(IFRPD)に対し、10月に開催を予定している研究ワークショップの説明と調整を行った。同研究所の50周年記念国際会議の実行委員会に出席し、テーマの決定やプログラムについて共同研究者としての立場から発言を行った。前回までに収集したカピ試料について、pHと血圧上昇抑制活性の測定を行ったところ、ほとんどの試料においてpHはやや塩基性であった。また、血圧上昇抑制活性について、強い活性を示す試料を選抜し、活性を示す化合物の部分精製を行った。
タイ