モザンビーク南部地域における酪農経営に係るモニタリング調査及び飼料成分、家畜飼養標準に関する既存資料の収集

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0501 2017年03月 - 2017年03月 モザンビーク

成果の概要

1) モザンビークの酪農経営実態の把握と改善策を抽出するためにマプト州及びガザ州の計30戸の乳用牛飼養農家で実施している、経営実態に関する記帳の取り組みについて、計22戸の農家から12月から2月までの記帳データを収集した。この結果から、各乳用牛の一日当たりの搾乳量、給与飼料の種類と量及び乳用牛の繁殖・販売実績の詳細を把握できた。
2)農家が乳用牛の必要栄養量と給与飼料の栄養価を算出するための飼養標準や、飼料成分の情報の有無と活用の実態を調査した。その結果、農家レベルではそれらの飼料計算を実施するための情報は無いことが明らかとなり、本来必要な栄養量に対して圧倒的に給与飼料量が不足していることが予想された。このため、農家レベルで飼料計算が可能となる、現地飼養環境に適合した情報の整備と農家への提供が必要と考えられた。

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