成果の概要

伝統食品である発酵米麺の中間素材として入手可能となりつつある発酵米粉に着目し、その有効利用を目指した試作品の開発を行うと共に、発酵米粉の特異的なゲル特性を明らかにするため、発酵過程で失われるコメグルテリンを調製した。また、カセサート大学農業・農業工学生産改良研究所(KAPI)創立25周年記念式典に参加した。さらに、日系企業の米麺工場を訪問した。工場では、幹部との打合せの他、見学と工程の改善及び米麺製造工程に関する意見交換を行った。社会科学領域研究者と発酵米粉及び発酵米麺工場を訪問し、社会経済的な情報を入手した他、発酵米粉及び発酵米麺工場での技術的な需要を明らかにした。