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148. 国際協力の日

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10月6日は『国際協力の日』でしたが、ご存じでしたか?

1954年のこの日、日本政府はコロンボ・プラン(注)への加盟を閣議決定し、開発途上国に対する政府開発援助(ODA)を開始しました。翌1955年からは海外からの研修員の受け入れや専門家の派遣といった技術協力を行っています。これを記念して、1987年に外務省と国際協力事業団(現:国際協力機構JICA)は10月6日を『国際協力の日』と定めて,国際協力への国民の理解と参加を呼びかけています。

国際農研は、1970年に熱帯農業研究センター(TARC)として創立して以来、半世紀にわたり、熱帯または亜熱帯に属する地域やその他の開発途上地域における農林水産業分野の国際共同研究を牽引するフロントランナーとして活動を続け、現在では29カ国66の研究機関と共同研究を実施しております。また、これらの地域の研究機関等と行う共同研究を推進するために、共同研究先の管理者や研究員を日本に招へいする事業を実施しており、これまでに招へいした管理者・研究者は83カ国から延べ2,422名にのぼります。

今後も重要性を増していく地球規模課題を見据え、開発途上地域の農林水産業分野における国際共同研究の重要性に着目したJIRCAS国際シンポジウムを開催します。本シンポジウムでは、コロナ禍で露呈したグローバル・フードシステムの課題といった開発途上地域の農林水産業分野における重要研究課題について共同研究機関とともに議論します。さらに、より効果的でインパクトのある国際連携の在り方について意見交換しますので、皆様のシンポジウムへのご参加をお待ちしております。

 

JIRCAS創立50周年記念国際シンポジウム2020

https://www.jircas.go.jp/ja/symposium/2020/e20201110 

プログラム内容は以下の50周年記念ページをご覧ください。

受付期間 2020年10月08日 (木) 13:00 - 2020年11月04日 (水) 17:00

申込受付 URL:  https://www.jircas.go.jp/ja/form/intlsymp2020

 

(注)コロンボ・プラン:

アジア・太平洋地域諸国の経済社会開発を推進することを目的として1950年1月に発足した経済協力機構。セイロン(現:スリランカ)のコロンボで開催されたイギリス連邦外相会議で設立が合意された。当初、イギリス連邦内の経済協力機構として構想されたため、加盟国はイギリス連邦内の7か国にとどまっていたが、アメリカ、日本、東南アジアの国々が加わり、現在では27か国が加盟している。

参考:コロンボ・プラン https://colombo-plan.org/

(文責:研究戦略室 金森 紀仁)

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