日本への侵入が警戒されるミバエ類の周年発生地における管理技術開発に関する実現可能性調査
成果の概要
日本への侵入が警戒されるミバエ類の周年発生地における管理技術開発の実現可能性を検討するためには、研究ニーズ及び研究体制に関する現地調査を実施する必要がある。そこで、東南アジア諸国の中でも比較的ミバエ類の研究が活発に行われているタイと、日本への飛来源になっている可能性が高いフィリピンに出張し、上記を目的とした調査を実施した。タイでは、ミバエの管理技術開発の実績があるタイ農業局、フィリピンでは、ミバエを含む農業病害虫管理技術に関連する研究を行っているフィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)およびフィリピン原子力研究所(PNRI)を訪問し、タイ・フィリピン両国におけるミバエ類被害と対策の状況について聞き取りを行った。また本調査では、ミバエ類対策として広く知られている不妊虫放飼法についても、効果と経済性を中心に情報収集を行い、その他のミバエ類防除技術に関する研究ニーズについても議論した。
タイ
フィリピン