微細藻類のスケールアップ培養に関する意見交換(依頼出張SATREPS(バイオ循環))
微細藻類の分離、製糖工場からの排水の分析(熱帯島嶼環境保全)

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R06-0485 2025年02月 - 2025年03月 インドネシア, フィリピン

成果の概要

依頼出張SATREPS (バイオ循環) では、インドネシアのNational Research and Innovation Agency(BRIN)のResearch center for Limnologyを訪問し、微細藻類のスケールアップ培養に関する意見交換、光強度センサーの設置、BRINのカルチャーコレクションからの分譲株の無菌化を開始した。熱帯島嶼環境保全プロジェクトでは、カウンターパート機関であるフィリピン・パナイ島の東南アジア漁業開発センター養殖部局(SEAFDEC/AQD)を訪問し、これまでの集積培養の結果、糖を利用できる微細藻類の増殖を確認できたため、寒天プレート上での単離作業へと移行した。また近郊の河川にて、塩濃度の異なる15か所で採水し、微細藻類の集積培養を開始した。今後の微細藻類の分離に関して、SEAFDEC/AQDの共同研究者と意見交換を行った。その後、フィリピン・ネグロス島にて、カウンターパート機関であるフィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共に、近郊の製糖工場を訪問し、工場内見学・廃水に関する情報収集・廃水サンプリングを実施した。また廃水サンプルの製糖廃水の分析依頼を行った。

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