成果の概要

本出張では、土壌肥沃度に関する農家の土着知識を詳細に把握することを目的に、マダガスカルの農家圃場20地点で有機資材を活用した展示試験を開始した。また、有機資材の局所肥培管理法に関する農家の受容性を検証するため、前回の出張時に技術指導を行った農家を対象に、有機資材の施用方法に関するモニタリング調査を実施した。調査の結果、66％の農家が圃場の状況に応じて有機資材の施用量を調整していることが確認された。有機資材の局所肥培管理方法を社会実装するため、アンタナナリボ大学およびJICA技術プロジェクトの関係者と協議を行った。