関係機関との打ち合わせ、および現地調査
成果の概要
衛星に搭載されたSARセンサの波長によってイネ群落の透過率が異なるため、水田の湛水状況の把握に差異が生じることが知られている。3つの衛星データ(PALSAR-2、Sentinel-1、QPS)の透過率の違いを明らかにするために、収穫前の繁茂期においてイネ群落の生育調査(葉面積指数、草丈、栽植密度)を実施した。これにより、水田の湛水状況を把握するのに適した衛星データを判別する。また、ダムナックアンピル灌漑地区では一部の地域で三期作が行われている。二期作・三期作を実施している農家に対して聞き取り調査を実施し、栽培管理(水要求量)に関する情報を得た。ダムナックアンピル灌漑地区における灌漑用水の分配計画の検討に役立てたい。
カンボジア