地球と食料の未来のために
Japan International Research Center for Agricultural Sciences
水田からのメタン放出は拡散・気泡・植物経由で行われ、植物根系からの炭水化物はメタン性の主要基質の1つであるため、イネの生育状況に関する詳細な情報はメタン放出量推定に不可欠な情報である。今回の出張では、カンボジア・プルサット近郊の水田において、代表的品種(Somali)の栽培地を対象に、草丈、栽植密度、葉面積指数などの調査を実施した。また水管理や土壌の湛水状況を確認し、緩和策(間断灌漑)を実施した際のメタン発生量を推定するモデルの較正に活用する有用な情報が得られた。