1.タイ王室林野局での樹幹特性測定
2.科研費プロジェクト「熱帯林における外来種の侵入リスクの定量化と優占林分の機能評価」のための現地調査
成果の概要
1.林業樹種であるチークの連年成長は成長輪として樹幹に記録されており、気象条件などとの関係を解析することで環境への応答性を明らかにすることができる。タイ王室林野局内で保管しているチークの樹幹の画像データを測定し、分光測光計で幹円盤の中心から樹皮側にかけての色彩の分布の測定を行った。また、植物標本庫と木材標本庫で樹種同定を行った。カウンターパート(CP)の研究チームと打ち合わせを行い、材を食害する昆虫への耐性などについて意見交換した。
2.ブキティマ自然保護区内の天然林に設置した稚樹動態モニタリングプロット(0.25ヘクタール)を2か所測定し、外来樹種の侵入状況について調査したが外来樹種の稚樹の侵入は見られなかった。在来のフタバガキ科樹木の内、サラノキ属の稚樹の個体サイズ枯死率などの測定を行った。
タイ
シンガポール