成果の概要

１）マダガスカル中央高地に位置するアンチラべ周辺のアンタネティケリ集落とマンドリアキヘニヘニ集落、アンタナナリボ西方のイタシ市の主に陸稲栽培圃場において、深さ別の土壌試料を採取した。これらの調査で採取した土壌試料とアンタナナリボ大学放射線研究所（LRI）のカウンターパート研究員が採取した土壌試料（計70点）を輸入禁止品として京都大学に携行で輸入した。
２）土壌試料採取時に上記のLRIの研究者と土色と帯磁率の予備的な測定を行った。また、LRIの研究者との話し合いや市場の見学を通じて、マダガスカルで実施可能な簡易土壌分析に関する情報収集と観察を行った。
３）輸入した土壌の仮比重・土色（風乾微粉砕試料）・帯磁率（風乾細土試料）などを測定し、土壌肥沃度に関連する既存の分析結果との関係を評価した。