アフリカ食料I-1b「圃場養分環境の定量的評価と効率的な施肥技術の開発」にかかるマダガスカルでの現地栽培試験の生育調査、SATREPSマダガスカル(暫定期間)における調査準備

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0390 2017年02月 - 2017年03月 マダガスカル

成果の概要

アフリカ食料:マダガスカルでの現地栽培試験の調査
窒素、リン、硫黄、およびケイ素を組み合わせた異なる施肥処理の効果およびその圃場間差異を明らかにするための現地圃場試験において、群落画像撮影およびSPAD値の測定を行い、処理により、生育および葉身N量に大きな違いがみられること、また、その効果は圃場により異なることが観察された。具体的には、特にリンの効果が、陸稲と水稲に関わらず多くの圃場で顕著であり、一部の圃場では、硫黄施用の効果がみられた。ケイ素施肥の効果は、本調査の範囲では不明瞭であった。また、養分分析に供試するために、SPADを測定した各処理区の最上位展開葉を回収した。
SATREPSマダガスカル(暫定期間):調査準備
SATREPSプロジェクトの本採択の条件であるCRAを実施機関間で締結した。また、本プロジェクトの準備として、UAV(ドローン)を用いて対象サイト広域および試験圃場の空撮画像を取得し、作付体系やイネ生育の概要を把握する可視画像を得るとともに、三次元モデリングソフト(Agisoft Photoscan ver. 1.3.0)の解析により、農地全景のオルソモザイク画像とDSM(Digital Surface Model)を作成した。合わせて、主たるカウンターパート機関となるアンタナナリボ大学放射線研究所の研究者とセミナー形式での意見交換を実施して、今後の共同研究の内容を確認することができた。

マダガスカル

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