1) キャッサバモザイク病抵抗性品種の作出技術構築の為のキャッサバモザイク病ウイルス (SLCMV) のDNA定量に関わる実験
2) キャッサバの枝分かれ制御技術研究の為の植物体の確認及びRNA抽出実験
成果の概要
ベトナム農業遺伝学研究所(AGI)に滞在して、キャッサバモザイク病 (CMD)抵抗性品種作出のためのCMD抵抗性メカニズムの解析に関わる実験やキャッサバの開花・分枝発生に関わる調査打ち合わせを実施した。今回の出張を同行した新潟大学の研究チームと共にスリランカキャッサバモザイク病ウイルス (SLCMV) のPCR法による検出や定量手法等をAGIスタッフに技術移転した。CMDに感染したキャッサバの複数系統から採取した葉からDNAを抽出・精製して、リアルタイムPCR法によりSLCMVの蓄積量を測定した。AGIカウンターパート研究者と、CMD抵抗性品種開発や開花・分枝発生に関わる遺伝子やその機能の解析に関わる試験の現状や準備状況の確認を行い、ベトナムで継続する業務に関して実験方法や今後のスケジュールを打ち合わせた。
ベトナム