(1) フィリピン農業省土壌・水管理局との共同研究に関する現地調査および研究課題立案のための会議
(2) セントラル・ルソン公立大学との非木材林産物に関する現地調査
(3) フィリピン砂糖統制庁長官他招へいのための随行業務

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0393 2024年03月 - 2024年03月 フィリピン

成果の概要

フィリピン農業省土壌・水管理局国立丘陵地土壌水資源開発センターを訪問し、令和5年11月に製作した改良苗木培地技術「保育ブロック」の異なる現地資材タイプにおけるサイズ・重量変化を3ヶ月にわたり計測した結果から比較を行い、育苗期間中に破損の少ない最良の資材種類・組み合わせを評価し、現地技術職員との間で議論を行った。その後、約150本の保育ブロック苗の生産を開始し、同時に育苗期間におけるブロックの耐久性を観察することとなった。また、過去1990年代にJICAが実施した同センターにおける土壌侵食計測試験地が残存していることを確認し、当時の担当者から報告書の提供を受けた。
セントラル・ルソン公立大学は、国際農研とのJRA(共同研究協定)の下で行う調査・試験のうち、アラゲキクラゲ菌床栽培を屋外に定置することによる栽培可能性の試験を隣郡Maria Auroraの山地斜面を使用して開始した。キノコ栽培および特別な施設を必要としないこの方法は農家の関心も高いとされ、市役所を通じた農家への聞き取り調査を経て農家試験へ移行する段階となった。
3月24日よりフィリピン国砂糖統制庁(SRA)の幹部2名を招へいするため、マニラ市から沖縄県到着までの随行を行った。入国に際して管理官より招へい目的について特に質されたことに対し、随行が功を奏した。

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