(1) フィリピン農業省土壌・水管理局との研究課題に関する現地調査及び研究課題実演のための会議開催
(2) セントラルルソン公立大学との業務に関する現地調査及び業務会議の開催
(3) 日本国在外事務所等への表敬

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0260 2023年11月 - 2023年11月 フィリピン

成果の概要

マニラ市では、国際協力機構フィリピン事務所及び在フィリピン日本国大使館を表敬訪問し、熱帯島嶼環境保全(A5課題)における最近の研究業務進捗状況説明並びに同国における農業開発の中心課題や情勢について、情報収集・意見交換を行った。
ケソン市では、フィリピン農業省土壌・水管理局(DA-BSWM)を訪問し、了解覚書(MoU)締結に関する条文確認、双方の事務手続き及び締結に至る時期確認、並びに最近の国際農研による研究業務について進捗状況説明を行った。加えて出張者の予定する業務に関し、同省同局所管国立丘陵地土壌水資源研究開発センター(通称HILLPEZ)職員と面会し、改良苗木培地技術「保育ブロック法」の現地資材適合確認及び技術実演に関し会議を行った。
リサール郡タナイ市では、HILLPEZ技術職員と共に培地製造に必要な現地資材、主に土壌、有機質の選定を行ったのち、石垣島の熱帯・島嶼研究拠点において先行し、実証を行う保育ブロック法の現地適用を試みた。異なる資材を用いた試作品を比較検討した結果、出張者が適用する早生樹の造林技術としてだけではなく、果樹や野菜栽培にも適用可能性があり、新たな組合せによる丘陵地に対する土壌保全技術のひとつとして研究課題とする旨の評価を得た。今後MoUの進捗にあわせ共同研究の実施計画を策定することとなった。

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