淡水小型在来魚類・エビ増養殖のワークショップ開催および流通・経費調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0181 2023年09月 - 2023年10月 タイ

成果の概要

小型在来淡水魚類・エビ類増養殖技術の高度化、および現地普及を進めるためにワークショップを開催し、ウボンラチャタニ大学、タイ水産局、国立ラオス水生生物研究所、国際農研の職員や学生が約20名参加した。会議室や養殖試験場で意見交換を行い、現状の問題、今後の協力関係のあり方などについて議論した。
食品廃棄物等を餌とするミズアブを水田養魚の餌とするために、その生産費用や飼育方法などについて調査し、かなり費用が低いことと、容易に飼育できることなどが確認できた。
ウボンラチャタニ地域の主要な淡水水産物販売市場において、研究対象魚・エビ等の産地、仕入経路、価格、量の調査を行った。
また、現地の実験施設や進捗状況などの確認を行った。実験区と対象区を設けて実験をしているが、対象魚の成長に差が見られた。実験を遂行するうえで、幾つか作業効率化を図る必要があったため、その点の改善策などを提案・実施した。
今後、実証に向けた水田での試験を予定しており、水田に入ってくる外敵や餌の概要を把握するため水田に接続する水路等で生物捕獲などを行った。

タイ

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