・バングラデシュ稲研究所での試験の進捗、圃場試験の確認および研究打ち合わせ
・ベトナムの農業遺伝学研究所での試験の進捗、圃場試験の確認および研究打ち合わせ
成果の概要
バングラデシュ稲研究所に令和4年12月に導入した窒素利用効率に関する育種素材の観察栽培試験を確認した。一部の系統の発芽率が低く、予定の栽培面積に満たない系統も観察されたものの、農業形質および収量形質を評価するためには十分な個体数が栽培されていることを確認した。今後の試験設計を打ち合わせ、試験候補地の情報を基に調整し、試験地を決定することとした。
バングラデシュ稲研究所およびベトナムの農業遺伝学研究所と共同開発したいもち病抵抗性を付与した育種素材の多地点試験を確認した。バングラデシュの試験地では葉いもちの感染が確認された。一方、ベトナムの試験地では葉いもちの感染は確認されなかった。両試験地とも葉いもち感染のモニタリングを継続することとした。バングラデシュ稲研究所およびベトナムの農業遺伝学研究所において、穂いもち病感染のモニタリング方法、収穫および調査方法を打ち合わせ、調整した。
バングラデシュ
ベトナム