中小規模酪農層の飼料調製・利用に関する調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0148 2019年07月 - 2019年08月 モザンビーク

成果の概要

乾季に使われるTMR飼料等の調製、利用について、Manhiçaの酪農家に聞き取り調査を行うとともに、酪農作業の隙間時間内で実施可能な簡易型発酵TMR飼料をモザンビーク国立農業研究所(IIAM)とともに検討した。現地では、作物残渣や雑草に粕と廃糖蜜をまぶしてTMR飼料としていたが、TMR飼料を使わない小規模酪農家層では、廃糖蜜の調達が主な制約条件になっていると考えられた。中小酪農層の経営資源や資本装備の制約条件下で低コスト化と省力化を意識しつつ、売れ残った牛乳や市販の砂糖を用いた発酵飼料作りを検討した結果、乾燥が進んでしまった粗飼料でも、嗜好性の高い飼料として再生できること等が分かった。

モザンビーク

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