輪中堤防の整備状況に関する情報更新と打合せ

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0134 2019年07月 - 2019年07月 ミャンマー

成果の概要

在ヤンゴン灌漑・水利用管理局において、建築部門から研究対象地域における最新の堤防整備状況に関する情報提供を受けるとともに、計画部門と水文部門の関係者と面談して対象地域の堤防設計の根拠及び水文モデルの実態についての聞き取りを行った。出張期間中に、あらかじめ局長(Director General)に送付していた協議依頼が承認されたとの連絡を受けたため、灌漑・水利用管理局会議室で意見交換会を開催した。この意見交換会では天候インデックス保険課題の概要を説明するとともに、堤防の整備状況の管理業務へのGIS導入を提案する機会を得た。ラブッタタウンシップにおいては、輪中堤防の正確な位置把握及び農地内のわずかな標高差による高潮被災危険度の分類の可否を評価するために導入を予定している高精細デジタル標高モデル(PD裁量経費)の補正と検証に必要となる地上基準点をGPSで収集した。気候変動による影響として多くの現地農民から指摘及び気象水文局・前局長も各種会議において報告しているモンスーン入り(Onset)時期の遅延傾向について、検証根拠となる政府公式統計(1955~2019年)を気象水文局から購入・入手した。

ミャンマー

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