ベトナムにおけるウンカ被害状況および研究進行状況に関する情報収集

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0052 2016年06月 - 2016年06月 ベトナム

成果の概要

プロジェクトの対象地域であるベトナム北中部において、それぞれベトナム植物保護局、ハノイ農科大学、北部植物保護支局、およびフエ農林大学を訪問した。また、ウンカ類被害が大きく、これまでベトナム国内でウンカ類の研究・防除の指導的な役割を担ってきた南部地域において、南部植物保護支局、南部薬剤防除センター、アンザン省植物保護センターを訪問し、ウンカに関する既存および現行プロジェクトの進行状況、近年のウンカ被害の発生状況について情報を得た。ベトナムは南北に長く地域によって地形・気候が異なることから、稲作体系とそれに伴うウンカ類の発生状況も異なり、3期作が可能な南部地域ではトビイロウンカ、2期作が行われる中・北部ではトビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカの発生が認められていた。訪問した大学および研究機関では、ウンカ類の殺虫剤抵抗性に強い関心があり、関連プロジェクトや定期的な殺虫剤抵抗性の調査を行っていた。また、中・北部では品種抵抗性へも関心があり、バイオタイプの調査や抵抗性品種の選抜を行っていた。

ベトナム

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