対象地域におけるウンカ被害状況に関する情報収集および農家に対するインタビュー調査の準備
成果の概要
6月の出張より、プロジェクトの調査地域の候補として、気候条件の異なるフエ、クアンナム、フーエン、ナムディン、ビンフック省を選定した。本出張では、各省の植物保護局を訪問し、作付体系およびウンカ類の発生に関して情報を得た。得られた情報をもとに省内における対象地域を選定するための打ち合わせを行った。また、質問票の検討・修正を行うために、フエ、クアンナム、フーエン省において計18人の農家に対してインタビュー調査を行った。各省では、栽培品種・施肥・農薬使用を含む栽培暦を郡・コミューン・農業組合等に配布しており、農家はある程度暦に依存した栽培を行っていた。ウンカの発生に関しては、各省で予察灯およびトレーを用いた払落し法による個体群密度調査を行っていた。また、ノンラム大学では、実験設備が充実しており、ベトナム南部地域における殺虫剤抵抗性を調べていた。
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