成果の概要

ベトナム北部と中部それぞれ２カ所ずつの調査地を訪れ、ネットトラップ用支柱の設置状況と調査方法、また最終的な予算について確認を行った。北部のナムディンとビンフックでは、すでに支柱の設置は終わったとのことだったが、実際には支柱は地面に横たわったままだった。このため、設置場所と設置方法について最終的な協議を行った。また中部のフエでは、周辺の環境を考慮して、より頑丈な支柱を設置したいという共同研究者の意向を受け、意向通り設置を進めることとした。フーイェンでは、すでに満足できる支柱が設置されており、実際にネットを取り付けて採集を試みた。一晩だけだったが、微風にもかかわらずウンカを採集でき、現地の調査者にもその場で実際に取り扱い手順を説明することができた。また、すべての４カ所の地域で、協議の末、最終的な予算の合意を得ることができた。