・フィリピンにおける複合養殖技術開発に関わるシンポジウム参加、現地調査、研究打合せ及びワークショップ開催、・ミャンマーにおける共同研究の推進に係る打合せ

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0130 2019年07月 - 2019年08月 フィリピン, ミャンマー

成果の概要

フィリピンでは、カウンターパート機関である東南アジア漁業開発センター養殖部局(SEAFDEC/AQD)を訪問し、現地視察、施設見学及び部局長、研究部長らと意見交換を行った。また、SEAFDEC/AQD創立46周年記念式典に出席した。SEAFDEC/AQDと共同で実施している多栄養段階複合養殖(IMTA)の開発に関して、アクラン州立大学で開催された第15回フィリピン海洋科学シンポジウムにおいて、現地担当者によるIMTAの社会経済評価に関する発表を聴講し、今後の取りまとめの方針について意見交換を行った。また、実験サイトであるギマラス島Pandaraonan村沿岸において、ミルクフィッシュ給餌養殖試験後の施設内に再放流して飼育されているハネジナマコの成長生残に関するフォローアップ調査並びにIMTA施設周辺を利用したハネジナマコの成長生残及び飼育環境に関する調査を実施した。さらに、SEAFDEC/AQDにおいてIMTA研究に関するワークショップを開催した。ワークショップでは日本からの依頼出張者3名による基調講演及び現地担当者による調査・研究成果の発表が行われ、総合討論ではIMTA研究の課題及び発展について議論した。また、実証試験の進捗状況及びワークショップでの議論をもとに、現地担当者と今後の研究推進に関する意見交換を行った。
ミャンマーでは、カウンターパート機関であるミャンマー水産局ミエック支局、ミャンマー漁業連合ミエック事務所、ミャンマー漁業連合本部、ミエック大学を訪問し、熱帯水産資源プロジェクトの進捗・計画について意見交換を行った。また、カキ稚貝の付着実験を実施している河川域を視察した。

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