表土流出防止栽培法の実証試験の開始
成果の概要
石垣島の国際農研熱帯・島嶼研究拠点における基礎試験で、耕起後の畑土壌の雨水浸透能は前作の根量(バイオマス量)に比例するとの知見が得られた。この知見を実際の表土流出防止栽培法に応用するための実証試験をパラオで開始した。具体的には、まずパラオコミュニテイカレッジ農業研究センター(PCC-CRE)のカウンタパートと試験計画について協議し、PCC-CREの圃場の使用区画を設定した。続いて、設定した試験区に防草シートを設置して植生の有無による根量の違いを作る処理を開始した。さらに、流出土壌トラップ手法の改良についての予備試験を行い、目論見通りトラップできる見込みを得た。
パラオ