成果の概要

サワナケート県の天水田地帯において、既設養魚用貯水池の水収支解析と灌漑利用の検討のため、新たに4基の貯水池に水位計を設置した。また、後背丘陵地から水田への水供給量を把握するために、昨年度設置した表面流出水観測のための堰の補修、移設と、3カ所の新設を行った。水田の畑地転換による雨水の集水・水供給能を評価するために、転換畑からの流出観測機材を設置するとともに、畑作物として陸稲を播種し、土壌水分、地下水位の変動観測を開始した。プロジェクトの進捗について話し合うためのJIRCAS-NAFRI-NUOL共同研究年次会合（アニュアルミーティング）およびJIRCAS-NAFRI共同研究運営委員会（ステアリングコミッティー）に参加した。