1. フタバガキ科樹種の成長応答予測のための打合せ及び野外調査、 2. マングローブの資源量に関する成果発表及び情報交換

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-0095 マレーシア

成果の概要

1.本課題では、マレーシアにおいて環境ストレスに対して頑強な人工林造成の実現を目指して、フタバガキ林業樹種4種の環境ストレスに対する成長応答パタンの解明を試みる。光合成生産の場となる葉や水分吸収の場となる細根の動態は樹木成長を決定的に左右するため、成長応答パタンの解釈を行うために葉群と細根の動態を定量化する必要がある。今年度はフタバガキ林業樹種4種について、細根及び葉群の動態観測を開始する予定であるが、本出張においてはマレーシア森林研究所のカウンターパートと打合せを行い、今年度のスケジュールについて話し合った。また、細根成長の観測を開始するために、予備調査として各樹種の細根形態と呼吸活性を測定した。加えて、葉面積指数の季節変化の観測に用いる葉面積指数センサーのキャリブレーションを行うために、対象樹種の1種について、合計10個体の全個葉の長径を測定した。
2.55th Annual Meeting of the Association for Tropical Biology and Conservation(通称:ATBC2018、開催地:クチン、期間:7月1~5日)において、「Dwarfing phenomenon and biomass estimation of a mangrove in the Philippines」と題して口頭発表を行い、情報交換を行った。

マレーシア

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