成果の概要

フィリピン農業省砂糖統制庁（SRA）のマニラ本所を訪問し、長官他4名のカウンターパートらと、今年度の共同研究計画について協議した。協議内容は、(1)SRA職員に対する作物モデルの研修について、(2)共同研究で得られた成果の農家への社会実装について、(3)JIRCASにおける工程表の中間見直しを見据えた今後の研究計画とJIRCAS-SRAのJRAについて、の3点である。8月13日から17日にかけてセブ島で開催されるPHILSUTECH（フィリピンにおけるサトウキビ産業に関わる研究者、技術者、生産者が集合する会議）において、プロジェクトの紹介と研究成果の発表を行うことになった。
ネグロス島で実施中の窒素肥料を削減したサトウキビ栽培試験圃場において、収穫量を調査した。収穫したサトウキビの一部をサンプルとして採取し、窒素の安定同位体分析に供するために粉砕等の前処理を行った。