水稲の現地栽培試験の収穫調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0301 2016年11月 - 2016年11月 ガーナ

成果の概要

収量調査の実施に関して、カウンターパート機関であるサバンナ農業研究所スタッフと打合せ、計画通り収量調査を完了した。補給かんがい効果の評価試験区は、圃場の半分程度が再播種されたため、通常播種域と再播種域をそれぞれ坪刈りして評価した。その結果、通常播種域と再播種域とも大きな増収効果が確認できた。なお、補給かんがい区と天水区の収量水準は、いずれもガーナ北部州の平均を大きく上回った。補給かんがいの農家実証圃場は、作付け直前の均平作業で切土となった部分が広い面積で欠株となったが、昨年より全刈り収量で増収した。今期の高収量の要因の一つとして秋起こしの効果が考えられるため、次作で検証することとした。なお、カウンターパート機関からの情報で欠株が生じた原因は洪水とされていたが、検証の結果、大半は出芽後の土壌水分不足によるものと判断されたことから、出芽後の補給かんがいで対処できる見通しが立った。

ガーナ

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