モンスーン期における灌漑地区水利用観測及び内陸部洪水調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0214 2017年09月 - 2017年10月 ミャンマー

成果の概要

気候変動対応プロジェクトの実施課題II-3a「水リスクに対応した灌漑システム利用向上手法の開発」及び実施課題II-1b「洪水リスクの特性解明及び対応策の検討」の研究推進のためにミャンマー連邦に出張した。
実施課題II-3aについては、検討対象地区であるイエジン灌漑地区においてモンスーン期の水利用観測として、水位計の管理、水文水利の実態調査を行うとともに研究推進に関する意見交換を行った。水位計の管理に関しては、自記水位計設置地点において水位を流量に変換するQ-Hカーブの作成のための流量観測、自記水位計のデータ回収、3台の水位計の追加設置等を行った。水文水利の実態調査については水管理に従事する職員への聞き取り調査及び灌漑用水路の一斉流量観測を実施した。研究推進に関する意見交換に関しては、灌漑水利管理局のカウンターパートに、調査計画及び調査結果を説明して回収した観測データを引き渡した。
実施課題II-1bについては、内陸部における洪水及び河川の実態調査を行った。具体的には、洪水を外来河川の氾濫によるもの、フラッシュフラッドによるもの、内水氾濫・排水不良によるものに分けて、資料収集、聞き取り及び現地調査を行った。

ミャンマー

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