デルタ地帯の洪水等実態調査及び水利用観測計画の策定

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0281 2016年10月 - 2016年11月 ミャンマー

成果の概要

気候変動対応プロの実施課題「洪水リスクの特性解明及び対応策の検討(A1-II-1b)」及び「水リスクに対応した灌漑システム利用向上手法の開発(A1-II-3a)」の研究推進のため、ミャンマーに出張した。
前者(実施課題A1-II-1b)については、エーヤワディデルタ地帯において、洪水被害とその対象となる農作物の作付体系の調査及び洪水リスク低減のために建設されている堤防や樋門等の排水施設の調査を実施課題A1-II-1aと合同して行った。具体的には、エーヤワディ地方区(Region)のラブッタ郡(Township)及びミャウンミャ郡において12行政村(Village Tract)で洪水等の気象災害による農業被害と作付体系について農家調査を行うとともに、排水施設や気象水文観測について農業畜産灌漑省灌漑水利管理局の郡事務所及び運輸省気象水文局の観測所等を訪問して情報収集を行った。
後者(実施課題A1-II-3a)については、前回出張時に灌漑システムの試験地として設定したイエジン灌漑地区(農業畜産灌漑省灌漑水利管理局管轄)において、水利・水文特性に関する資料の収集、灌漑地区内の現地調査を行い、観測計画を策定した。また、農業畜産灌漑省等を訪問して関係者と当該実施課題について意見交換を行うと共に、当該実施課題等が含まれる同省とJIRCASとのMOUの進捗状況の確認を行った。

ミャンマー

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