養殖対象種絞り込みに向けたラオス在来淡水エビの生態特性・需要に関する調査及び実験材料入手体制の構築
成果の概要
ラオス東北部および北部における在来淡水エビについて、前回出張までに有望種とした2種を採捕した。同時に、各地点からLARReC(ビエンチャン都)までの生体輸送手段について検討し、ほぼ斃死のない輸送方法を見出し、その方法を現地スタッフに伝え、実験用個体の採取・ビエンチャンへの輸送・LARReCへの搬入、を現地スタッフのみで可能にする体制を構築した。なお、LARReCに搬入した生体は現在までのところ高い生残率を示し、良好な状態で飼育ができている。また、これまでに得た固定標本の分析による在来淡水エビの抱卵数について調べたところ、有望種であるM. sintangenseの抱卵数が他の在来種よりも多いことが確認された。
ラオス