飼料作物、副産物を用いた乳牛飼養技術の開発に関する実施課題の打合せ及び家畜飼養管理、飼料資源、草地に関する情報収集と現状の把握
成果の概要
エドワルドモンドラネ大学及びルリオ大学のカウンターパートにプロジェクトの目的・概要を説明し、酪農を対象にした耕畜連携のための研究協力を要請し、同意が得られた。また、今後セミナー等を行うことを引き受けた。IIAM傘下動物研究所において継続していたガザ州、マプト周辺における酪農家の飼養状況の調査で平均乳量は5〜10kg程度であり、泌乳持続期間は6月程度であり、生産性が非常に低いことが示された。その理由として乾期を中心とする飼料不足が考えられた。21軒の農家を選択し、日飼料給与量、乳量のより詳細な調査を行うこととなった。副産物についてはめん実、カシューナッツ残渣、製糖残渣、ビール粕が有望であった。以上の結果を踏まえて作成した今後の試験計画をもとにIIAM動物研究所と協議を行った後、来年度より試験を行うこととした。
モザンビーク