国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

会議概要報告

第9回国際再生可能エネルギー機関(IRENA)総会の報告

2019-02-19

国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency、IRENA)の第9回総会が、2019年1月11日から13日、アブダビ(アラブ首長国連邦)において開催され、160加盟国、国際機関、民間セクター等、約1200名が参加して、世界で加速するエネルギー移行について熱心な議論が行われました。

2つの閣僚対話においては、全人口の電気へのアクセス実現に向けたオフグリッド型(送電網と繋がらない)再生可能エネルギーの有用性や導入可能について議論が行われるとともに、発電コストの低減やエネルギー貯蔵など、再生可能エネルギーのさらなる拡大に不可欠なイノベーションの現状及び課題について、様々な知見が共有されました。

新たな報告書のリリースも多く行われ、特に再生可能エネルギーの導入における女性の役割と、世界経済が化石燃料主体から再生可能エネルギー主体に移行することに伴う国際関係の地政学的変化について論じた2つの報告書については、それぞれの内容を議論するサイドイベントも開催されました。

全体会合では、IRENA中期戦略計画2018-2022並びに作業計画及び予算2018-2019に基づく年次進捗報告が行われ、再生可能エネルギーの導入拡大に向けたIRENAの役割に対して、様々な期待が寄せられました。

また、IRENAの次期事務局長として、フランチェスコ・ラ・カメラ氏(現イタリア環境・土地・海洋省持続可能な開発・エネルギー・気候局長)が選出されました。同氏は4月4日に就任が予定されています。

なお、国際農研では、2014年以降、特にバイオエネルギーの分野における技術協力の推進や情報の収集を図るため、IRENAとの間で覚書を締結するとともに、職員の長期派遣を継続的に行っています。

https://www.irena.org/events/2019/Jan/Ninth-Session-of-the-IRENA-Assembly

第9回国際再生可能エネルギー機関(IRENA)総会

第9回国際再生可能エネルギー機関(IRENA)総会