国際機関動向

国際農業開発基金 (IFAD) 2017「気候変動に対応できる農業と栄養問題解決の相乗効果を生み出せ [The Nutrition Advantage - Harnessing nutrition co-benefits of climate-resilient agriculture].」概要

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気候変動の農業への影響と栄養失調への影響は深く関わり合っている。例えば、旱魃・病害虫・気温変動といった気候変化は、作物収量、とくに栄養価の高い食料の入手可能性に大きな影響をもたらす。同時に、栄養失調は、所得・資産の下落や身体的機能・知的能力の低下をもたらし、気候変動の下で人々の生活をますます困窮させる原因となる。気候変動・栄養失調の悪循環は、既に各々の影響が既に最も深刻であるサブサハラ・アフリカや南アジアのような地域において、特に深刻化しつつある。

2つの課題に同時に取り組むためには、気候変動に対応できる農業を対象としたプロジェクトにおいて、フードシステム全般の改革や農業多様化推進を通じ、小規模農民が安定的な所得・栄養源を確保できるよう、配慮することが求められる。本報告書は、具体的なプロジェクト事例として、IFADの支援事業を紹介している。

より詳しい内容に関しては、以下のサイトを通じ報告書原文を参照のこと

https://www.ifad.org/documents/10180/087323a4-8415-47a7-9766-30c83f78fa…

なお、概要に関する本翻訳は、IFADから公式に承認を受けたものではなく、翻訳上の誤りなどの責任は文責にある。

(文責:研究コーディネーター  飯山みゆき)

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