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474. 国際農研の共同研究成果:中国のジャポニカ米の生産消費動向を解析した本を中国国内出版

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474. 国際農研の共同研究成果:中国のジャポニカ米の生産消費動向を解析した本を中国国内出版

様々な経済発展段階の地域が存在するアジアにおいては、主食であるコメの消費について、量から質を重視する傾向が高まり、嗜好の変化に応じて、流通・フードバリューチェーンの在り方に変革をもたらしています。国際農研は、中国の大学・研究機関との共同研究に基づき、長年にわたり、コメという中国にとって最重要である穀物の健全な産業市場の形成に貴重な情報の収集分析を行ってきました。

このたび、こうした共同研究の成果である学術本:原題「優質大米-消費昇級時代的中国大米研究」(良質米-消費の質への転換期の中国コメ研究)が、中国語で現地出版(研究出版社)されました。本書は、中国のコメ消費が量から質への転換していく過程を背景に、良質米を研究対象とし、現地調査と統計を用いた実証研究の成果をとりまとめました。現地調査では、中国南北10の省の消費者へのネット調査や五常というブランド米産地の農家への聞き取り調査を実施、コメのバリューチェーンの川上と川下の両サイド生産者と消費者行動を分析し、高品質米への消費嗜好・購買行動と高付加価値米の生産条件などを解明しました。また需要の変化に対応する必要な生産構造の調整及び今後の食料需要動向も分析しました。

(参考文献)

周琳・銭小平・程広燕・呉文浩 「優質大米-消費昇級時代的中国大米研究」High-quality Rice-An empirical analysis of Chinese Rice in the consumption upgrade era. (研究出版社)

(文責:社会科学領域 銭文佳(小平))
 

 

本書の表紙

調査の様子

調査の様子