プロジェクトの第1回JCCの開催
成果の概要
マダガスカル農業畜産省事務次官を議長として第1回JCC(合同調整)会議を開催し、プロジェクト略称VaryAla(マダガスカル語でコメと森の意味)およびロゴを公式化するとともに、これまでの進捗、年間の活動計画、予算計画に合意した。総合討論において、研究実施側はワークショップ実施やマニュアル作成など受益者を意識した活動にも努めること、省庁側は研究開発段階から積極的にプロジェクトにコミットすることが合意された。また、本プロジェクトは、マダガスカル国において、食料生産を担う農業畜産省、森林保全やGHG排出対策を担う環境・持続開発省、栄養改善を担う国立栄養局、科学技術を担う高等教育・科学技術省など多岐にわたる省庁が参加し、省庁間連携が鍵となることから、各省庁がもつデータや情報の共有など、横断的なプラットフォームの形成が必要であることが確認された。また、雨季作の開始にあたり、担当する研究題目1「水田の生産性向上と環境負荷軽減を両立する栽培技術の開発」に関わる4つの栽培環境における圃場試験を設定し、移植作業と初期の温室効果ガスおよび土壌サンプルの採取を完了した。
マダガスカル