1.水資源を活用したメコンデルタ稲作のための調査
2.マメ科作物を活用した畑作物体系のための調査
成果の概要
1.ベトナム・メコンデルタでアンザン大学、クーロンデルタイネ研究所、農家圃場を視察した。灌漑水が供給する堆積物の差による土壌肥沃度や収量への影響を確認し、洪水を利用した養分供給の可能性を検討した。また、洪水適応型品種の育成や、直播・ドローン散布など省力化技術の導入状況も把握し、次期研究計画に向けた課題を整理した。
2.タイとラオスで大学・研究機関、農家圃場を訪問し、ダイズ・リョクトウを中心に研究課題を議論した。加工面では、コメ麹の安定生産、乳酸菌の活用、さらにイモや豆類への甘酒技術の応用が検討課題となった。栽培面では環境応答に基づく品種選抜や輪作体系の構築、出芽・初期成育の安定化が重要とされ、最後にこれらを統合する栽培-加工-育種の連携の必要性が確認された。
ベトナム
タイ
ラオス