バングラデシュ稲研究所における品種登録試験の進捗および試験圃場の確認
成果の概要
バングラデシュ稲研究所(BRRI)を訪問し、研究担当および管理担当Directorに対し、これまでの共同研究への謝意を表するとともに、国際農研が開発した早朝開花性系統とBRRIで進める高温不稔耐性遺伝子との集積を推進する意欲を確認した。併せて、BRRIにおけるAdvanced yield trial(AYT)の栽培状況を視察し、生産性評価に関わる調査項目と方法を詳細に検討した。特に、高温不稔回避に資する早朝開花性の有効性は開花時刻と気温条件に依存することから、開花日の気温と稔実の対応を精密に把握する調査手法の重要性を強調し、タグ付けによる追跡方法等について具体的な運用を協議した。
バングラデシュ